店長の内山です。
毎日寒すぎですね。芯から堪えます。
早く娘(3歳)と暖房効いた温かい部屋でぬくぬく遊びたいです。
暑い時期に読んでいる読者の方はすみません、今日は1月22日。
やっと大寒が過ぎた頃です。
やはりユニ○ロの「超極暖」が必要ではないでしょうか?
この尋常ではない寒さ。
ちょっと妻に相談してみます・・・。(やはりお伺いをたてないと・・・)
さてさて、雑談はさて置き、今日は当店の花材の中でも文句なくナンバーワンの人気、
「バラ」の花言葉について紹介したいと思います。
あなたは今まで花を贈る時に、花言葉をいちいち考えて贈ったことがありますか?
おそらくほとんどの方が「(花言葉まで考えて贈ったことは)ありません」と答えるのではな
いでしょうか。
気にされない方は、用途と花言葉がそんなに適してなくても本当に何も気にされません。
しかし花言葉を知っている方からすれば、「バラの花束をいただいたけど、あの方は私をこんな風に思っていたなんて知らなかったわ!」なんて良い意味ならまだしも、逆の意味での誤解ならちょっと困りますよね。
そんな間違いが少なくなるよう、この機会にバラの色別花言葉を皆さんに紹介いたしますね。
僕は花屋をしておりますが、男性女性問わず「この花の花言葉は何ですか?」とか、
「この意味のお花って何ですか?」など接客中によく聞かれます。
つまり、あなたが思っているよりも「花言葉」は浸透しているのかもしれませんね。
加えて今回紹介するのは「バラ」。
皆さんにとても好まれる格の高い花です。
間違いない色のバラに想いを込めて贈りたいものです。
バラ全体の花言葉は「愛」と「美」です。
なんとも女性の方へのフラワーギフトとしてぴったりな気がしませんか?
あなたが大切な方にバラを贈りたい時、花の色から花言葉を選んでプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
すみません。
また前置きが長くなってしまいました。
それではバラの花言葉とおすすめご用途を紹介しますね。
ヒア ウイ ゴ~~~~~~!
このバラの花言葉は?
「赤/Red」
「あなたを愛しています」 「愛情」 「美」 「情熱」
「熱烈な恋」 「美貌」
とてもストレート。
熱い想いが伝わる花言葉ですね。
やはりバラと言えば「赤」とイメージされる方が多いのではないのでしょうか。
当店でも一番人気のバラです。
特に男性のお客様が女性へのプレゼントとして選ぶ色として赤が一番多いです。
告白やプロポーズ、誕生日や記念日に赤バラがとても人気ですよ。
ただし、赤は元気が出る色で喜ばれることが多いですが、「お見舞い」の花として
お持ちいただく際は少し気をつけて下さい。
「赤」は血の色を連想する、と言われることもあります。
年配の方へのお見舞いの花としては配慮が必要かもしれませんね。
「ピンク/Pink」
「可愛い人」「上品」「感謝」「美しい少女」「愛の誓い」
「しとやか」「満足」
当店でも赤と人気を二分するピンク。
その色のバリエーションはバラの中でも一番豊富ではないでしょうか。
当店でも、
こちらもウエディングブーケや結婚記念日、感謝の贈り物など幅広いご用途にお使いいただいています。
気をつけていただきたのは、
一概に「ピンク」と言っても色の濃いものから淡いものまでその中にたくさんの「ピンク」があります。
例えば
みたいな感じです。
ですので、
プレゼントする相手が、淡めの「ピンク」が好きなのか、それとも濃いハッキリとした「ピンク」が好みなのか、事前にリサーチしておくと良いかもしれませんね。
同じピンクのバラを贈るにしてもよりこちらの「想い」が伝わりやすいのではないでしょうか。
相手を気遣う感謝や深い愛情、愛おしさをを伝える「ピンク」の花言葉、あなたの気持ちを伝えるのにピッタリではありませんか!?
「黄/Yellow」
「友情」「平和」「献身」「愛の告白」「可憐」「愛情の薄らぎ」
「恋に飽きる」「嫉妬」
う~ん、良い意味とあまり良くない意味と二つの意味を持つ
黄色のバラ。
明るくて元気が出る人気の色の一つです。
蛍光色で目立つので離れていても視認性が高く、当店でも店舗の入り口から見ると、
「赤」や「ピンク」のバラより「黄」のバラがよう目立ちます。
男性女性に年齢問わずに明るいビタミンカラーの「黄」は
どんなお祝い用途にも合わせやすいい色ですね。
題名は忘れましたが、映画でこんなシーンを観た事があります。
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↓ここから
仕事にも人間関係にも不器用な彼は、長く付き合っていた同い年の彼女にプロポーズをする為、彼女の自宅に急いで車で向っていました。
その彼女はとても花が好きで、自宅にも部屋にも花を飾って愛でていたそうです。
会う度にいつもいろんな花の話を楽しそうに話す彼女。
中でも彼女は一番好きな花「バラ」の事をよく話していました。
そんな彼は花が好きな心優しい彼女をとても愛していました。
ある日、突然思い立ち一大決心、プロポーズをしようと決めました。
リングは用意していたのですが、急いでいたのでプロポーズの時に渡す花束を忘れてしまい
ました。
「花が大好きな彼女にプロポーズの花束は絶対必要!」
途中で気づいて慌てて近くの花屋さんに寄り、そこで一番最初に目に入った「視認性の高い」バラを選んで、「これで花束を作って下さい!」と頼みました。
それも男性が片手では持てないぐらいの大きい花束です。
彼は花束を車に積み込み、急いで彼女の許に向かいました。
彼女の好きなバラの花束も用意でき一安心。
車の中でプロポーズをどう伝えようか、彼女はイエスと言ってくれるだろうか、喜んでくれるだろうか、まさか・・・はないよな・・・などいろいろ想像しながら道中を急ぎました。
彼女の家に着き、彼女が家から出てくると用意していた花束を差し出し言いました。
「僕と結婚して欲しいんだ」
それを聞いた彼女は、彼が今日来る要件の事も
大体察していたのでしょう。
数分しばらくその花束を見ていた後に、突然噴き出して
笑い始めました。
あぜんとする彼。
目に涙を浮かべ笑いながら彼女は言いました。
「○○(彼の名前)、あなたこの花の花言葉を知ってるの?
このバラでプロポーズをして「イエス」と言ってくれる女性はそうはいないわよ」
そしてとびっきりの笑顔で言いました。
「私以外はね」
「イエスよ」
彼女の瞳には涙が溢れていました。
↑ここまで
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彼はともかく(笑)、彼女のお洒落な答えと彼を包み込むその優しさがとても印象的な映画の1シーンでした。
(上記のプロポーズ時でイメージ通りの黄バラ花束がありませんでした。お許しあれ・・・)
結論、黄バラの花束でのプロポーズは気をつけましょう!(笑)
花言葉 「愛情の薄らぎ「恋に飽きる」「嫉妬」
長くなりますがもう少し黄バラについて。
男性への贈り物としては黄バラはとても人気があります。
男性のイメージとして黄色やオレンジ、ブルーで合わす事が多く、お客様にも喜んでいただきます。
特に「父の日」には黄バラだけの花束やアレンジ、あるいは黄色、ブルー系でまとめたものがとても人気です。
花言葉 「友情」「平和」「献身」
ご参考までに
「紫/Purple」
「誇り」「気品」「上品」「尊敬」
花言葉の様に若く可愛い感じよりも、年上あるいは年配の方への贈り物として選ぶ方が多いです。
例えば敬老の日や退職・送別の贈り物に、また自分よりも
年上の方へのお祝いのプレゼントなど用途は様々に選んでいただけます。
色合いからイメージされる「気品」「上品」「尊敬」は、受け取る方が花言葉を知らないとしても、自然に伝わるのではないでしょうか。
紫にも赤寄り、ピンク寄り、黄色寄り、オレンジ寄りといった色合い加えて、濃い薄い淡いなどたくさんの種類があります。
花屋さんに注文される時はせめて「濃淡」くらいははっきり伝えておかないと、いざ受け取った時に思っていた紫と違うよ!って事になりかねませんので気をつけて下さいね。
例、紫イメージ
ね?
いろいろあるでしょう!?
「オレンジ/Orange」
「元気」「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」「さわやか」「やすらぎ」
明るく元気なビタミンカラーは見る人を元気づけてくれます。
お見舞いや快気祝いなどに使われる方も多いですね。
バラに限らず、他のカーネーションやガーベラなどで作る黄・オレンジ色の組み合わせは当店でもとても人気のあります。
女性だけでなく男性への贈り物としても喜ばれるのが良いのかもしれませんね。
ちょっとフラワーギフト上級者向けですが、「黄・オレンジ」系の組み合わせと「オレンジ・黄」系の組み合わせは
「黄」と「オレンジ」、どちらがよりメインカラーになるかでその印象が大きく変わります。
ザクっとしたイメージですが、「黄」メインの場合は、「明るく元気で活発」なイメージになります。
(当店花you ホームページより)
一方で「オレンジ」メインの場合は、「少し上品、柔らかさ、知的」な感じになります。
(当店花you ホームページより)
・・・ちょっと伝わりづらかったでしょうか・・・。
なかなか良いサンプル画像がなくてですね・・(汗)。
と、とにかく、メインの花や他の花との組み合わせによっても変わりますが
上記の様に受け取るイメージが少し異なります。
漠然と「黄・オレンジ系で明るく!」と注文するよりは、贈る相手や用途に合った組み合わせを選んでくださいね。
「白/White」
「純潔」「清純」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」
やはり「白」は良いですね。僕も一番好きです。
ウエディングブーケに使われることも多く、花言葉も「結婚」とい記念日にふさわしく
「純潔」や「清純」。
女性だけでなく男性としても身が引きしみる想いですね。
それからこれは僕の主観ですが、白はもちろん、いろいろな色ドレスに合わせるブーケも作ってきましたが、どんなドレスにも「合わせやすい」のは白のブーケだと思います。
やはり結婚式の主役は花嫁様。(新郎は新婦の引き立て役ぐらいな感じでしょうか・・・)
その花嫁様のドレスは「花嫁自身」を引き立たせるものでありますし、ブーケはそのドレスを含めた「花嫁」を一番綺麗に魅せるためのアイテムの一つに過ぎません。
ですから、ブーケがドレスよりも花嫁よりも目立ってはいけないと思うのです。
あくまでブーケは「添え」としての位置づけで、ドレスを花嫁を引き立たせる為に作らないとブーケが花嫁より主張してしまいます。
花嫁が一生に一度、自分が主役の日にこれではいけませんよね。
なのでどんな色ドレスにも合う「白」で、後は新婦様のスタイルに合わせた形やデザインで作る、というのが一番良いのではないかなと思います。
長々とすみません・・・。
もう一点。
「白」はウエディングの他にも「仏事」にもよく使われる色です。
年配の方にお祝いやお礼の目的で、白を基調とした花束やアレンジを贈る際は、変な「誤解」を与えないように気をつけて下さいね。
個人的には白とグリーンでまとめたアレンジはお洒落で好きですけどね。
「緑/Green」
「穏やか」「希望を持ち得る」
何だか落ち着いた感じの意味を持つ緑のバラ。
当店でも自然色のものはあまり入荷してきません。
自然の緑は色合い的に薄く、はっきり「緑」と分かってもらえない事が
多いです。
ハッキリした濃い緑が必要な時は、染め上げのものを使います。
そう言えば接客していても「緑のバラを贈りたい」とか「緑の
バラはありませんか」とかあまり聞いたことがありません。
需要無いのでしょうか???
色的、花言葉的には男性向けでしょうか。
写真参照 「ザ ローズショップ 楽天市場」様
バラの他にもたくさん花材がありました。
ちなみにこのグリーンローズは染め上げのものになります。
「青/Blue」
「夢がかなう」「奇跡」「不可能」「神の祝福」
「青い薔薇」
恋人を喜ばせようと僕は摘んだ
赤い薔薇と白い薔薇を。
恋人はどちらの花束も受けとらない‥
彼女は青い薔薇を摘んできてねと言った。僕は世界の半分をさまよった、
青い薔薇が咲く土地を探して。キプリングの詩では、
青いバラは、この世に存在しないもの、
贈るのが不可能なものとして
描かれています。
「恋人」は、あえて不可能を求めて、
「僕」の愛を試そうとしているのです。
ギリシャ神話やアラビアンナイトでは、
青いバラは不在をあらわし、
ロシアのおとぎ話では、
魔女に青いバラを贈ると
願いをかなえてもらえると、あります。
このように青いバラは物語や詩のなかで、
神秘、秘密、愛、永遠の夢などの
象徴として伝えられていました。
サントリーブルーローズ様サイトから引用
何とも神秘的なストーリーですね。
「不可能」が花言葉となっている事もうなずけます。
そしてバラにはもともと青色色素を作り出す遺伝子がなく、誰にも咲かせる事は出来ないと言われていた青いバラ。
まさに不可能だと言われてきました。
その中で改良に改良を加えて作り出したサントリー ブルーローズ「APPLAUSE/アプローズ」、紫に近いながら青のバラを生み出した努力は本当に素晴らしものですね。
「夢が叶う」とはこういう事ではないでしょうか。
染め上げのブルーローズもありますが、ストーリーとしては
やはりサントリーさんの方が断然面白いですね。
「レインボー/Rainbow」
「無限の可能性」
最近の染色技術はどんどん進んで、今やレインボーローズも
普通に市場に出回るようになりました。
目を引く色と希少性も高いので、フラワーギフトとしてもぴったり。
お祝いの用途(お供え以外)でしたら、幅広くお使いいただけそうです。
ただ流通量はまだそれほどでもありません。
どうしてもレインボーローズを使って花を贈りたい場合は、お店に置いていない花屋さんも多いので、1週間前ぐらいにご予約しておいた方が安心でしょう。
まとめ
バラも色別に多くの花言葉を持っています。
相手の性別や年齢、贈る用途に合わせた選択が望ましいでしょう。
バラは多くの方に好まれる格の高い花です。
迷った時は花屋さんに相談されるか、思い切って花言葉はあまり気にせず
自分の気に入ったものを贈るのも一つの方法だと思います。
あまり花言葉を意識しすぎると、何も贈れなくなってしまいそうですから(笑)。
◆◇◆こちらも要チェック!◆◇◆
長文最後までお付き合いありがとうございました。
※ここでは一般的な意味合いのものしか掲載しておりません。
他、特殊な派生色(緋色、濃紅色、真紅など)や部位別(トゲや蕾、葉)、状態別(満開時など)、組み合わせ別などの花言葉は割愛させていただきます。