こんにちは、内山です。
今日はお悔やみの花「供花」の宗派別の贈り方について書いてみます。
知り合いの葬儀屋さんに、供花の事を聞いていたら、えっ!?宗派ってそんなに分かれてるの!?
っていうぐらい、様々な宗派に分かれている事が分りました。
浄土宗や天台宗、真言宗に曹洞宗、神道にキリスト教になんたらかんたら・・・。
もう訳がわかりません。
それでその葬儀屋さんに聞きました。
「宗派で供花は変わるのか!?」
答えはイエス。
だけどそこまで細かく分かれておらず、大きく分けて3つに分かれるよ、との事でした。
ほとんどその3種類に分かれるからそれだけ知っておけば大丈夫という事でした。
ほんとかよ~と思いましたが、自分でも調べてみると、なるほどその通り、主要な枝分けは3つだけという事が分りました。
今日はその3つの宗派別の供花の贈り方について書いてみます。
ちなみに葬儀の花でも、目的や贈る場所によって形が違う場合もあります。
間違いないように「葬儀の花ってどんな花が一般的なの?マナーや色合い、相場を教えて!」も合わせてご覧ください。
花を選ぶ際の参考になると思います。
それでは行きます!
・仏教の葬儀花は?
仏式の葬儀で使われる花は、菊や百合、カーネーションにデンファレなどの洋ランも使われます。
特に指定がなければこの花に季節の洋花を入れて飾ります。
また、金額設定が上がってくると胡蝶蘭やオンシジュームといった高価な花が入り、見栄えがとても豪華になります。
使っていけない花は特にありませんが、色合いはやはり白を基調にした優しい色合いが多いですね。
地域によっては明るめの色を入れたりする事もありますが、白だけ、又は白に淡い挿し色をいれたお花が一般的です。
おそらく日本で一番多い宗派の葬儀形態です。
ほとんどの葬儀場で対応していますよ。
・神道の葬儀花は?
神式の葬儀花は、仏式とほとんど変わりません。
菊や百合にカーネーション、洋花を使って飾ります。
色合いも白を基調に贈れば、まず間違いありません。
ただ、地域によっては白だけだと「色がなくて寂しい」と思われることがあります。
その地域の風習に合わせて贈ると間違いがないでしょう。
もともと神道の葬儀では榊を飾っていましたが、最近では祭壇に榊を少し飾り、
他の花は先ほど書いた花を並べて飾るというのが一般的です。
式の中で、神主さんが来てお祓いをしてくれます。
その時に使用する1m弱の榊は必要です。
また、「玉串」と呼ばれる40cm弱の榊を献花に使うことがあります。
どんな花が良いのか、贈る際には、そこの葬儀場の担当の方に聞いてみると、よりはっきりと分りますよ。
・キリスト教の葬儀花は?
花材を見ると、仏教に比べて洋花が多くなります。
仏教や神道に多い菊はあまり使われずに百合やカーネーション、スプレーマムやアルストロメリアなど洋花が多いので、優しい雰囲気になります。
そして色合いは、ほとんど「白だけ」という事が多いです。
薄いピンクや紫などの添えの色も入れす、本当に「白だけ」をよく見かけます。
形態としては、スタンド花か、ご自宅でも飾れるようなアレンジフラワーが一般的です。
個人で贈る場合はご自宅に、会社関係や連名で贈る場合は教会にと言われていますが、あまり気にせず、お別れの場である教会に届けるのが間違いないでしょう。
そこからご自宅に持っていく事も出来ますからね。
教会で葬儀が行われますが、そこの教会の花の飾り方など決まっている場合があるので贈る前に、担当葬儀社さんか地域の花屋さんに聞いてみた方が良いですね。
まあ、葬儀社さんや花屋さんに注文すると、そこの風習に合わせた供花を届けてくれる事がほとんどです。
心配なら確認した方が良いというぐらいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
代表的な3つの宗派についての葬儀の花について書きました。
記事の中で何度も書いてしまいましたが、葬儀の供花は本当に地域や風習によって異なります。
白だけが一般的のところがあれば、白だけでは寂しいから明るい色を入れて!という地域もたくさんあります。
花を贈る前に、地域の葬儀社さんや花屋さんに確認するのが一番間違いありません。
個人的には、大切なのは故人に対する「想い」なので、少しぐらいその地域の風習と違っていても、心を込めて贈る花なら、間違いではなく、それはありなのかなと思います。
読んでいただきありがとうございました。
コメント