こんにちわ。
「2時間で読める決算書」を読むのに5日かかった店長 内山です。
(どれだけ頭が拒否反応をしてるのだろう・・・。すぐに眠気が・・・。)
さてさて、当店は三重県津市にありますが、
東海地方に梅雨明けの発表はまだ出ていないようです。
(毎日こんなに30度越えを連発してるのに・・・・)
つまりは梅雨真っ最中!!
そんなわけで今日は梅雨時の花の管理あれこれを書いてみたいと思います。
当店、花youの実店舗では大きく分けて2種類の花を扱っております。
切花と鉢花です。
ご存じのとおり、「切花」は根っこが無く花と茎だけで店頭で売られているもの。
一般的なものだとバラやガーベラにカーネーション。花束やアレンジを作るのによく使われます。
花持ちは大体1週間~10日ぐらいでしょうか。
「鉢花」は根っこがついていてプラスチックや陶器の鉢に入って店頭に並んでいます。
アジサイや胡蝶蘭や観葉植物など、ラッピングしてそのままフラワーギフトとしても
お使いいただけます。
花持ちは根っこがついている分当然良く、長く楽しめます。胡蝶蘭の様に開花期が
1か月以上あるものも多いです。
そんな「切花」と「鉢花」ですが、管理の方法が少し違います。
同じ植物なのになんで!?と思われる方もみえるでしょうが、
やはり根っこの有る無しが大きいです。
体のどの部分から栄養分を吸い上げているかで水のやり方や手入れの方法も変わってきます。
「切花」
梅雨の間は雨や曇りの日が多く大気中の空中湿度が高くなります。
よく大きい観葉植物の管理方法を聞かれた際に、「適度な湿気を好みます。
時には葉水をあげて下さい。喜びますよ。」とお答えする事が多いです。
湿度70%以上は欲しいところです。
(ちなみに人間は50~60%が適当に感じる数値らしいです)
が、しかし!
切花で湿度70~80%以上になってくると、今度は多湿による「蒸れ」が心配になってきます。
ガーベラやトルコキキョウ、バラなど高温高湿に弱く傷みやすいので特に気をつけて管理します。
・ガーベラ - 茎や水が傷みやすくなる。水が揚がりに花首が折れやすくなる。
花の中心にカビなど発生する。
・トルコキキョウ - 花弁が薄いので蒸れるとすぐに茶色く変色する。
水揚げ力も落ちるので小さい蕾や細い枝は水が下がり易くなる。
・バラ - やはり花弁のシミと水揚げ力の低下によるベントネック
(水がしっかり揚がりきらず花首が折れてしまう状態)の症状がよく出ます。
管理方法として
・ 室温、湿度に気をつけて室温20~25度、湿度60%ぐらいで管理します。
(人間にとってはちょっと肌寒いかな、ぐらいです。)
・ 空気の通り道に飾る。空気の動きが少ない、あるいは全くない所だと
熱気や湿気がこもり易くなります。
熱気による水温の上昇 → 水揚げ力の低下 → 水落ち、という
悪循環になり易いので注意が必要です。
湿気がぬけないと → 植物の呼吸力が弱まる → カビやシミ、細い枝まで
水が揚がらず水落する。
・ 水をいつも新鮮にしておく。
水が新しいと雑菌も繁殖しにくく植物自体の抵抗力も落ちにくい。
【結論】
室温と湿度に気をつけて、空気がこもらないところに置いて水替えをまめにしましょう!
「鉢花」
観葉植物などは湿気を好んだりする部分もあるので、そのままでも問題ないかと思います。
室内に飾る胡蝶蘭や他の鉢花に関しても、室温20~25度、湿度60%ぐらいであれば
あまり問題なく開花期の間は長く楽しめます。
外に飾る寄せ植えや花壇の花についてはちょっと気を付ける必要があります。
・春の花(ペチュニア、マリーゴールド、アリッサム、ベゴニアなど)
気温の上昇による高温多湿による蒸れが一番心配です。虫も出やすいので
薬剤の散布もして置くと良い。
単純に暑さにやられて水が下がり、弱っているので水揚げ力も少し落ちます。
・夏の花(サルビア、ポーチュラカ、インパチェンス、メランポジュームなど)
基本的に夏の花なので耐暑性はあるが、最近の暑さは植物の「耐暑力」を
平気で超えてきます。
灌水(水やり)のタイミングも朝晩しっかりやる。出来ればこれから
気温が上がってくる午前中の方が良い。朝晩水がもらえないと
昼間の暑さにかなりのダメージを受けてしまいます。
日中は気温があがると、水やりしても「お湯」を与えているみたいで
株を傷めてしまいます。
やはり風通しの多いところ、風通しのあるところで育てていただく事が、
長く花を楽しんで頂けるコツになります。
「結論」
外で育てる植物は、水やりのタイミングと空気の通り道に気を付ける。
今日は画像もなく文字ばかりで読み辛かったらごめんなさい。
たまにはこういうのもありかなと。
これからも暑い日が続きます。
このブログを読んで頂いている皆様も暑さに負けず、
お身体ご自愛ください。
長々と失礼致しました。
コメント